マナーと作法の違い

本日もお疲れさまでございます。

日本に息づく心配り〜Les point de vue de Les Misera〜」日本文化の伝道師、浅海です。

今年のお盆休みは、皆さま、いかがお過ごしになりましたでしょうか。
私は、お墓参りへ行ったり、御仏壇に手を合わせる中で、先日参列した“箸感謝祭”にて拝聴した、ご住職のお話を深く心に刻んでおりました。
※箸感謝祭は毎年8月4日に東京では赤坂の日枝神社で開催される感謝祭です。
 
http://www.enjoytokyo.jp/amuse/event/466209/

それは、「マナー」「作法」の違いのお話。
「マナー」と「作法」の違いについて、皆さんはどのようにお考えになりますか?

「マナー」の日本語が「作法」…?
「マナー」は国際的に通用するもので、「作法」は国内向けのもの…?
「マナー」は不快感を与えないためもので、「作法」は美しく見えるための技…?
「マナー」は普段の立居振舞で美しい振る舞いの形のことで、「作法」はある技をやるときの決まった形のこと…?
・・・?

ご住職はこのような視点でお話になりました。
それは 「マナー」“目の前の人、周りの人のことしか考えない”振舞いであるのに対し、「作法」“神様のため”の振舞いなのである、というものです。

このお盆休みに私は、畳に座り、座布団に上がり、お線香を立て、鈴を鳴らし、ご先祖様や故人に手を合わせたり、お墓参りをするにあたって、その都度、ご先祖様や故人に想いが届くように、整った振舞いでお参りしたい、と強く思いながら、いつも以上に丁寧に所作を行い、時を過ごしました。


箸感謝祭の直会でのご住職のお話はほんの5分ほどでしたが、その他にも、心を打つお話が沢山ございました。

例えば、きれいにすることを“掃除”と言いますよね。
「クリーンナップ、クリーニング」がゴミを取り除いてキレイにすることを意味するのに対し、日本語の「掃除」には“邪気を掃き除くこと”という意味もあります。
この意識が大切で、ここを学ばないと日本のこと(精神や文化)は絶対に分からないと。
そしてお箸使いについても、根本(箸使い)を“ただ直そう”としても直るものではなく、まずは根本(箸使い)を“知る”ことをしないとできないのだと。

全く、その通りです。
これは日本文化ならずとも、人間関係はもとより、全ての業種、業態の仕事にも当てはめられる考え方ではないでしょうか。
ちなみに、“神様”と聞くと宗教観が強いようにお感じの方もいらっしゃるかもしれませんが、私個人も無宗教ですし、個人の信仰と、このお話は全くの別物です。
なぜなら日本は元来「神様の国」だから。

日本の作法、日本人の歴史に刻み込まれた立居振舞いには、神様を、命を、ご縁を尊ぶ思想が根底にあります。
(ココが「日本に息づく心配り〜Les point de vue de Les Misera〜」で伝えたいところ!!!!!)

忌み箸(嫌い箸)をしたところで誰も傷つけはしません。
それでもしてはいけないのは何故か...
確かに、それが分からないと日本文化の神髄は絶対に理解できませんよね。

先月近所の古民家カフェへ下見に行ったとき、店員さんのほとんどが敷居を踏み、畳の縁を踏み、そしてお客様がかける座布団さえも平気で踏み歩く姿を見て、このお店は本当に日本の文化の一つである古民家を大切に思っているのだろうか!?!?と疑問に思い、ここでは日本文化講座を開講したくないと思ったものです。

この根本からご理解いただけるような講座にしていかないといけない…大変な責務です...が...!!! 頑張りたいと思います(*^^*)/

*-*-*-*-*
大人としての所作の基本から取り組む「大人の立居振舞い ~ビジネスマナー~」講座(9月開講) は現在お申込み受付中です。
社員研修の一環に、大人としての所作の復習に是非お役立てください。
◆9月13日(水)/
9月27日(水)

 10:00~16:30(昼食休憩あり/上記2日間同一内容)

https://www.kokoro-kubari.com/lecture/manners/special/

*-*-*-*-*

 

以下の写真は今年の箸感謝祭の模様です(^^)

 

 

さすがに神殿で行う巫女さんの神楽舞は写真に収められないので、こちらの巫女ブログもご参考くださいニコニコ

 http://hiemiko.hateblo.jp/entry/2013/08/04/165436