お札はお札。でも...

本日もお疲れさまでございます。
日本の精神文化についてお話を致しております「日本に息づく心配り〜Les point de vue de Les Misera〜」の浅海です。

先週の金曜日は、お客様でもあり、またプライベートでも大変お世話になっている経営者交流会 M-netの納涼会でした
音譜

私は事務局の立場も兼ねておりますので、納涼会に限らず、M-netでの会合ではいつも受付も担当します。
この日も参加費を徴収して、お店へお支払い。
 
当然のことながら受付を担当した経験は数多くありますが、M-netの受付をする度に感じることがひとつ。それは…
 
圧倒的にキレイなお札がお財布から出てくることが多いこと。
多くの方が、汚れや折れがほとんどないお札でお支払いになります。
 
汚れてたって、ヨレヨレだって、お金はお金だろう!!

-えぇ、その通りです。
お金の価値に変わりはありません。
キレイなお札でもヨレヨレのお札でも、千円札は千円、五千円は五千円、一万円は一万円です。
 
ただ・・・私たちは日本人です。
日本には日本の精神文化があり、立居振舞で心を表現する民族です。
 
例えば、御祝儀袋にヨレヨレのお札を包みますかはてなマーク
不祝儀袋にシワシワヨレヨレのお札や準備しておいたようなキレイなお札を包みますかはてなマーク

新たな門出を祝ったり、ハレの日をお祝いできることを心待ちにしていた気持ちを表す...そういった心を表現するために、お祝いにはキレイなお札を包みます。

そして、お悔やみ事には、準備していたようなキレイなお札を包むことはタブーとされ、だからといって、故人やお相手を想い、シワやヨレがこの上ないような汚れたお札を包むこともしません。

それに、私は十代の頃から声楽等のプライベートレッスンに通っておりましたが、その際に準備をするレッスン料は、キレイなお札をのし袋に入れて準備することが常識でした。

売り買い等を行うための単なる道具としてお金を扱うのではなく、お渡しする相手や場面などを想って準備をし、心の表れとしてお渡しする・・・これもひとつの日本に息づく心配りなのです。


今私はのし袋に準備をするお札だけではなく、日常のお財布の中のお札にも気を配っています。
過去に経営者の先輩やお医者様など、人となりを尊敬している諸先輩方がキレイなお札を常に何枚かはお財布に用意しているのを知ったからです。

自動販売機での支払いの際などには関係ありませんが、お客様や仕事仲間とご一緒している折に支払う時や、少し高級なお店での支払いには、ドレスコードに気を付けるのと同じような感覚で、極力キレイなお札を選んでお支払いしています。

実際に受付に立ち従事しておりますと、キレイなお札は受け取る我々関係者にとって確かに気持ちの良いものですし、そこまで気が回る方なのかと、その方の印象も変わるものです。
そして不思議なことに、経験上、お金やペンをぞんざいに扱ったり、投げるように置いたり渡したりするような乱暴な振舞の方のお財布から、キレイなお札が出てきたことはありません。

日本人だからこその我が身、我が心の表現として、皆さんも今一度気にかけてみてはいかがでしょうか。


ちなみに・・・
手元にキレイなお札を切らしてしまい、かつどうしても銀行などへ行く時間がない時には義母に助けを求めるのですが、すると義母は単にキレイなお札ということに留まらず、必ず連番の新札を準備してくれます。
義母から教わった、心配りの一つ...。
このような心配りを教えてくれる義母に今日も感謝です照れ