「結」

本日もお疲れさまでございます。

日本の精神文化についてお話を致しております「日本に息づく心配り〜Les point de vue de Les Misera〜」の浅海です。

 

今日は、昨日のブログ『「包」ということ』の続編。
「結」です
にこ

 

ふろしき研究会も風呂敷包み結びとうたっているように、風呂敷には、「包」だけではなく「結」も欠かせない所作です。

「包」同様、まずは文字の成り立ちからお話しましょうね照れ

 

「結」の字は、“糸へん”“吉”で形成されています。

“吉”は祝詞を入れる器(口)の上に、 邪悪なものを清める力があるという刃(士)を置き、固く引き締めて、祈りの効果を守る様子を描いたものと言われ、 “糸”へんをつけることで、念願がかなった「吉」の状態を結び守ることを表し、「つなぐ、約束する、固める」といった意味をもつようになったと言われています。

 

 

かつて“結び目”は、手紙の代わりとして意思や約束事を伝える役割を果たし、また日本には、魂を結びつけ、生命の安全・多幸を祈る表現として、松の枝や草の端を結ぶおまじないがありました。

 

今でも、おみくじを木や柵に結びつける習慣が残っていますし、気持ちを包むモノには熨斗をかけ、結んだ水引をかけますよね。

他にも、靴ひもを結び直すと気持ちが引き締まる・・・そんな経験がある方は多いのではないでしょうかはてなマーク


このように、「結」という行為は古くから魂・心が宿る行為として日本に根付いてきた所作であり、願いや祈りなど、結んでいるその人の魂だけではなく、お相手の心やご縁をも力強く繋ぎ、固める所作なのです。
そう思ったら何気なく行っていた「結」ぶという動作は丁寧にしよう、モノや所作を大切にしよう...そんな風に思いませんかはてなマーク
それこそが、日本に息づいている心配りの精神に繋がっているのです。

そして風呂敷の扱いにおいて「結」は、異なる形を新たに形成する手段でもあります。

たった一枚の単なる四角い布も、数回結ぶだけでバックにも帽子にもなります。

 

古くから私たち日本人の身近にあり、実用的であると同時に、ときに、神秘的な力を発揮する、精神文化的表現でもある「結」という所作。

この「結」所作が含まれているからこそ、日本の精神文化をお伝えするにおいて、私は風呂敷を取り上げるのです。
(私には「包」「結」の他にも、色、柄、技術等々、風呂敷を取り上げる沢山の理由がありますが、それはまた追々...(^^))

 


いかがでしょうか。
少しは風呂敷に対する印象が変わりましたでしょうか?

風呂敷に触れてみたいな・・・少しでもそう思ってくださっていたら幸せです照れ

もちろん、地域イベント等、出張講座もお受け致しておりますので、お気軽にご相談くださいニコニコ

詳しくは→ https://www.kokoro-kubari.com/lecture/furoshiki/