『オトナ語の謎。』

本日もお疲れさまでございます。

日本の精神文化についてお話を致しております「日本に息づく心配り〜Les point de vue de Les Misera〜」の浅海です。

 

私は仕事柄、言葉に対して敏感であるべきだと考えており、意識的に寄り添うようにしています。

それは言葉は生きもので、時代と共に変化するから。

常にその動向を見守っていないと、生きた言葉を講座などでお伝えすることができなくなってしまいますから、ね(*^^*)

そんな私が今、時に一人腹の中で大爆笑しながら移動時間に読んでいる本があります。

それは『オトナ語の謎。』(新潮文庫)という糸井重里さん監修のご本です。

 

 

このご本は、学生の時には使わないものの、社会人になったら自然と使う「オトナ語」をまとめ、それを解説してくれています。

----- 参考サイト -----

ほぼ日刊イトイ新聞 - オトナ語の謎。

https://www.1101.com/otona/

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例えば、トップバッターには「お世話になっております」が掲げられています。

この言葉は、実際に自分(個人)がお世話になっていようがいまいが、オトナ社会では基本的な挨拶文句ですよね。

この解説がまた絶妙で、面白い。

まったくクドくなく、“解説”とまではいかないのではないかと思うほどさらっと説明されており、思わず

 

そう、そう!そうなんだよね!爆  笑

 

と共感しつつ、友達とカフェで話しているような感覚で読み進められてしまうのです。

あたたかみを感じる解説に、言葉への愛着すら湧いてきます。

 

初版は10年以上前のようですが、掲載されている言葉はどれも、今なお全く古びていない、今もオトナ社会で生き続けている言葉ばかり。

まったく色褪せていない言葉が集結しているのです。

 

このご本は、社会人1年生の教本の一つになることは間違いないですし、オトナ歴何十年のベテランの方でも楽しみながら読み進められ、改めてオトナ語と向き合い、愛おしむきっかけになるのではないかと思います。

是非一度お手に取ってみてくださいニコちゃん

 

ここでひとつ、改めて思っていること。

 

このご本に掲載されているオトナ語にはもちろん、学生の頃から使っていた言葉も含まれているのですが、どれも元をたどれば、親が使っているのを耳にした誰かがマネして使ったのを聞いて、自分も使うようになったのだろうと思う言葉なのです。

 

そう。人は耳で聞いた言葉を吸収します。

言葉も人に移るのです。

 

言霊という強い言葉があるほど、言葉には影響力があります。

強い影響力を持つ言葉だからこそ、荒っぽい言葉ばかりを使ったり、耳にしていれば、所作が雑になったり、ぞんざいになったり、殺伐とした雰囲気になります。

でも、美しい言葉が飛び交う空間には、そのようなことはありません。

 

皆の心が、そして社会が、ゆとりある心豊かなものになるよう、自己表現として駆使することを楽しみながら、美しくあたたかみのある言葉を口にしていきたいものですね好